TAKUJI HAYASHI Exhibition 林拓児 個展
会期|2026.6.13 sat - 20 sat ( 15 mon & 16 tue 休 )
時間|12:00 - 17:00 *初日13日(土)18時まで
作家在廊|13日(土)
日々の暮らしの中で、気がつくといつも手に取っている —— 林拓児さんのうつわについてそんな話をよく耳にします。
林さんは、焼きものの街 瀬戸で、窯業を営むご実家のもとに生まれ育ちました。幼い頃から多くの焼きものに囲まれ、ときにはその反発からか陶芸から離れた時期を経ながらも、瀬戸という土地の風土や、古い時代の焼きものに自然と影響を受けてこられました。
瀬戸の古陶や御深井焼、さらには南宋の青磁など、日本のみならず異国の古い焼きものにも惹かれ、そのイメージから生まれた作品が数多くあります。古き良きものの趣を汲みながらも、どこか新しく、すっきりとした佇まい。現代の私たちの暮らしに自然と馴染み、日々の食卓に寄り添ってくれるうつわです。
定番の貫入や黒釉はもちろん、ご自宅の裏山の赤土を混ぜて作られたという、今回ご案内状にも掲載した焼締のような風合いをもつ化粧土のうつわなども並びます。趣があり、身近な存在でいてくれる林さんのうつわです。ぜひこの機会に、足をお運びください。
[ PROFILE ]
林 拓児 Takuji Hayashi
1977年 愛知県瀬戸市の製陶所の四代目として生まれる
2002年 倉敷芸術科学大学 機能物質化学科 卒業
2004年 瀬戸窯業技術センターにて釉調合の基礎を学ぶ
2006年 愛知県立窯業高等技術専門校 修了
窯元で4年間賃挽きの傍ら制作をはじめる
2010年 瀬戸・上品野に築窯
2016年 岡山県に築窯・移住
Takuji Hayashi was born and raised in Seto, one of Japan’s historic pottery towns, in a family that operated a ceramics business. Surrounded by pottery from an early age, there were times when he distanced himself from ceramics, perhaps out of a sense of resistance, yet he was naturally influenced by the culture of Seto and by ceramics from earlier eras.
He has long been drawn to old Seto wares, Ofuke-yaki, and even Southern Song celadon, as well as antique ceramics from beyond Japan. Many of his works are inspired by the imagery and atmosphere of these historical pieces. While carrying the charm and spirit of old wares, his vessels also possess a refined freshness and clean simplicity. They blend naturally into contemporary living and quietly accompany the everyday table.
Alongside his signature crackled glaze pieces and black-glazed works, this exhibition will also feature vessels made with a decorative clay blended with red earth taken from the mountain behind his home. These pieces, also featured in the exhibition announcement, have a texture reminiscent of unglazed yakishime ware.
Hayashi’s vessels carry a quiet depth while remaining familiar and approachable in daily life. We warmly invite you to visit and experience them in person.
[ PROFILE ] Takuji Hayashi
1977 — Born in Seto City, Aichi Prefecture, as the fourth generation of a family-run pottery manufacturer.
2002 — Graduated from the Department of Functional Materials Chemistry at Kurashiki University of Science and the Arts.
2004 — Studied the fundamentals of glaze formulation at the Seto Ceramic and Porcelain Technology Center.
2006 — Completed studies at the Aichi Prefectural Ceramics Senior Technical College.
While working for four years as a thrower at a pottery studio, he also began producing his own works.
2010 — Built his own kiln in Kamishinano, Seto.
2016 — Built a kiln in Okayama Prefecture and relocated there.

鷲塚貴紀 廣島晴弥 ガラス二人展
会期|2026.5.16 sat - 23 sat ( 18 & 19 休 )
時間|12:00 - 17:00
作家在廊|鷲塚 16(土)/ 廣島 16日(土)&17日(日)
吹きガラスの鷲塚貴紀さんと、カットガラスの廣島晴弥さんによるガラスの二人展を開催いたします。同じガラスという素材を扱いながらも、それぞれ異なるアプローチから生まれる作品たちが並びます。
カットされた面に光を受け、きらきらと瞬くように輝く廣島さんのガラス。とりわけ夜の室内の灯りのもとで、その魅力は一層際立ちます。丁寧に刻まれた面が光を受け、空間の中で繊細に乱反射し、夜のひとときにささやかな華やぎを添えてくれます。
鷲塚さんの吹きガラスは、光をやわらかく受け止め、穏やかな表情を見せてくれます。姿形はシンプルでありながら、手の動きや息づかいの気配が宿り、どこか輪郭はやわらかで、透明でありながら奥行きのある表情を感じさせます。
異なる魅力を持ちながら、どちらのガラスも、時間や光の移ろいとともに変わる美しい表情をみせてくれます。やわらかな光の中でのお茶や食事の時間、一日の終わりの家でのひととき、そして記念すべき良き日にも。暮らしの中に迎え入れる情景を思い浮かべながら、それぞれのガラスの魅力をご覧いただけましたら幸いです。
[ PROFILE ]
鷲塚貴紀
1971年 富山県射水市生まれ
1994年 大阪芸術大学芸術学部卒業
2000年 The surrey institute art and design university (U.K.) 修了。富山市ガラス工芸センタ-勤務
2004年 glass crafts room 設立
2015年「WASHIZUKA GLASS STUDIO」に屋号を変更
廣島晴弥
1978年 石川県生まれ
2003年 富山ガラス造形研究所卒業
同年 ガラス工房「factory zoomer」勤務
2004年「h collection」の制作を開始
2017年 独立。金沢市内に工房を構える。
「 ひかりの木間 」 村上圭一 橋村大作
会期|2026.4.25 sat - 5.2 sat ( 27 mon & 28 tue 休 )
時間|12:00 - 17:00
作家在廊| 25日(土)
土壌を潤す穀雨の頃の、しっとりと静かな森の中。ご案内状の写真は、枯淡な木の上で、光がやわらかに揺れるような、春の余韻と初夏の爽やかな兆しがひとつに重なる景色となりました。
神奈川県の湯河原と真鶴、隣り合う土地にお住まいのおふたり。海からの湿度を含んだ空気ややわらかな光、山や木々の静けさ、木漏れ日──同じ風景や空気感を、それぞれ異なる素材で掬い取っているかのようなお二人の作品です。
本展では、日本の茶道や中国茶など、お茶にまつわる作品を中心にご覧いただけます。日本の茶道では、炉から風炉へと移ろう季節。また中国茶では、清明から穀雨へと、新茶が芽吹く瑞々しい時期でもあります。同じ“はじまり”の気配の中で、木工とガラスの、光とともにある穏やかな時間を感じていただけましたら幸いです。ぜひ、会場の空気感を味わいにお運びください。
[ PROFILE ]
村上 圭一 keiichi murakami (木工)
1969年 東京都生まれ
1994年 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業
ディスプレイ業、キッチン関係の職に携わる
2009年 湯河原にて木工製作を始める
橋村 大作 daisaku hashimura (ガラス)
1974年 東京都生まれ
1996年 川崎医療福祉大学臨床心理学科卒業
1997年 国内各地のガラス工房で吹きガラスを学ぶ
2001年 スウェーデン・G.Glas verk 制作アシスタントを経て、横浜 陶郷ガラス工房にて勤務
2006年 フリーで活動開始
2021年 真鶴に拠点を移し工房築炉

Yuichi Takemata Exhibition 竹俣勇壱 個展
会期|2026.4.4 sat - 11 sat ( 6 mon & 7 tue 休 )
時間|12:00 - 17:00
作家在廊| 4日(土)
石川県金沢市に生まれ育ち、現在もその地にアトリエを構える竹俣勇壱さん。彫金師としてオーダージュエリーを手がけながら、カトラリーなどの日用品の制作にも取り組んでいます。
使い古されたような鈍色のなかに、光を受けた直線の美しい陰影が静かに際立つ佇まい。
こちらは、燕三条の工場から見つかった古いカトラリーの金型をもとに生まれたもの。 猿山修さんがデザインを手がけ、燕市の田三金属がプレス加工を行い、最後に竹俣さんのアトリエで古色仕上げを施しています。凛とした、時を重ねたような風合いのカトラリーは、作家ものの器やアンティークの器とも調和し、食卓に静かな奥行きをもたらします。
本展では、定番のカトラリーやプレートなどの器類をはじめ、日々の暮らしに寄り添う道具の数々を、豊富にご覧いただます。ぜひこの機会に足をお運びください。
[ PROFILE ]
竹俣 勇壱 Takemata Yuichi
1975年石川県金沢市生まれ。
1995年より彫金を学び、2002年独立。主にオーダージュエリー、生活道具、茶道具等を制作している。
2004年「KiKU」、2010年「sayuu」、2020年「tayo」開業。
2014年にクールジャパン・ワールド・トライアル事業でアラン・デュカスが主宰する「ジュール・ヴェルヌ」でコース料理のカトラリーに選定。2017年に「奥能登国際芸術祭」《海上のさいはて茶室》参加。
2019年、G20配偶者プログラム昼食会のカトラリーに選定などがある。
2025年FRAGILE BOOKSよりに「使えないスプーン」を出版。

ETSUJI NOGUCHI Exhibition 野口悦士 個展
会期|2026.3.6 fri - 14 sat ( 9 mon & 10 tue 休 )
時間|12:00 - 17:00
作家在廊| 6日(金) 他調整中
*6 fri 植物料理家きみえ・野田悠子さんによる料理イベント(ご予約のみ)
*6 fri A culinary event by plant-based food artist Yuko Noda (Reservation required)
盛り付けられた料理をいっそう美しく引き立てる野口さんの器。ひとつひとつ異なる表情を持つその器は、食事の時間そのものを豊かで楽しいものへと導いてくれます。
野口さんは陶芸を志し、種子島へ渡って独学で陶芸を学んだのち、中里隆氏に師事。師とともに海外各地での制作経験も重ね、現在は鹿児島を拠点に制作されています。野口さんご自身も、料理をつくり、人に振る舞い、酒を酌み交わすことを大切にされており、その姿勢は「食(器)を通して人をもてなす」ことを重んじる中里氏の精神を受け継いだものと言えるでしょう。
鹿児島での制作を軸にしながら、デンマークのKH Würtzでの滞在制作も継続的に行い、フィールドを限定せず様々な角度から陶芸と向き合っている野口さん。師から受け継いだ確かな技術や精神性に、KH Würtzでの交流を通して培われた独自の感覚が重なり、現在の作風が形づくられています。
本展では、近年改良を重ねてきたという「灰白」の新たな表情や、地層から発掘された金属のような質感をもつ「白錆」など、洗練を重ねた近作もご覧いただけます。あわせて、植物料理家きみえ・ 野田悠子さんによる、野口さんの器を使った食事会も開催いたします。春の植物を用いた料理が器の上でどのような景色を描くのか——ぜひそのひとときをお楽しみください。
[ PROFILE ]
野口 悦士(のぐち えつじ)
1975年埼玉県生まれ。1999年に種子島へ移住し陶芸活動を開始。
2006年より中里隆氏に師事。アメリカやデンマークのKH Würtz(コーホー ヴューツ)などでの滞在制作を経て、 各地の特徴的な土や焼成方法も独自に取り入れ精力的に活動を行う。
現在は、鹿児島県にて制作。
Noguchi’s vessels bring out the beauty of food once it is served, elevating each dish to a more vivid presence. Each piece carries its own unique expression, gently guiding the dining experience into something richer, more joyful, and more memorable.
After deciding to pursue ceramics, Noguchi moved to Tanegashima, where he taught himself the fundamentals of pottery. He later apprenticed under Takashi Nakazato, with whom he also gained extensive experience producing works in various countries overseas. Today, Noguchi is based in Kagoshima, where he continues his practice.
While grounding his work in Kagoshima, Noguchi has also continued to undertake residencies at KH Würtz in Denmark, engaging with ceramics from multiple perspectives without limiting his field of activity. The solid techniques and philosophy passed down from his mentor, combined with the sensibilities cultivated through exchanges at KH Würtz, have shaped his current body of work.
[ PROFILE ]
Etsuji Noguchi
Born in 1975, Saitama, Japan.
Moved to Tanegashima in 1999 and began working in ceramics.
Became an apprentice of Takashi Nakazato in 2006.
Through residency programs in the United States and at KH Würtz in Denmark, among others, he has actively incorporated distinctive local clays and firing methods into his work.
Currently based in Kagoshima, Japan.
[ 植物料理家きみえによる食事会 ]
初日6日(金)には、植物料理家きみえ 野田悠子さんによる野口悦士さんの器でお料理をお召し上がりいただける食事会を開催いたします。冬から春への移ろい、春の芽吹きをテーマにコース仕立てでご提供いたします。
日時:3月6日(金)A 12:00-14:00 B 15:00-17:00
内容:前菜、メイン、デザート、野草茶
会場:deps.
定員:各回6名様
料金:¥11,000-(税込)
*お申し込みは info@depstokyo.com まで下記事項を明記の上、ご連絡ください。
件名 きみえ食事会
①お名前(同伴の方がいらっしゃる場合にはその方のお名前も)
②人数
③ご希望の時間
④日中連絡の取れるお電話番号
⑤アレルギー有無
植物料理家きみえ | 野田悠子(のだ ゆうこ)
栄養士養成課程の大学で栄養士資格を取得後、フランスパリにて調理を学ぶ。 鎌倉にアトリエを構え、日本の自然から生まれる植物をつかい、身体と心に寄り添う食事会「愛と感謝のスープ」を主宰。料理の活動を、コンテンツクリエイター、配信者として海外へ向けて発信している。
