野口悦士 個展
会期|2023.11.17 fri - 25 sat ( 20 mon , 21 tue 休)
時間|11:00 - 18:00
料理を愛する人の心を掴んでやまない野口悦士さんの器。
料理を美しく引き立てる独特なテクスチャーと、シンプルで洗練された形が特徴的です。
中里氏に師事し、アメリカやデンマークなどの海外でも作陶を重ね、
そこで得た知見や経験を糧に、日本の環境の中でそれをご自身の感性で再解釈しながら器を作り出しています。
白や黒、赤や茶、緑青に赤錆・白錆、焼締など、
野口さんの多様な表現は、釉薬としては実は限られた数種類のみで、
焼成方法を巧みに調整することによりその表現の幅を生み出しています。
当店2回目となる今展では、直近制作された作品の他、
過去デンマーク滞在時に制作された作品も一部お届けくださいます。
会期初日には、昨年に引き続き、植物料理家きみえ 野田悠子さんによる野口さんの器を使った食事会も開催いたします。
料理をのせた景色の想像を膨らませながら、どうぞお手に取ってご覧ください。
野口 悦士(のぐち えつじ)
1975年埼玉県生まれ。
1999年に種子島へ移住し陶芸活動を開始。
2006年より中里隆氏に師事。
アメリカやデンマークのKH Würtz(コーホー ヴューツ)などでの滞在制作を経て、
各地の特徴的な土や焼成方法も独自に取り入れ精力的に活動を行う。
現在は、鹿児島県にて制作。
[ 植物料理家きみえによる食事会 ]
初日17日(金)には、植物料理家きみえ 野田悠子さんによる
野口悦士さんの器でお料理を召し上がっていただく食事会を開催いたします。
*お申し込みや詳細は、インスタグラムをご覧ください。
植物料理家きみえ | 野田悠子(のだ ゆうこ)
栄養士養成課程の大学で栄養士資格を取得後、フランスパリにて調理を学ぶ。
現在は、フランス料理店「Hitotsu」のプロデュースを行いながら、
北鎌倉にアトリエを構え料理家として活動。
節気うつろう中で感性のふるえた細やかな情景たちを
旬の⻘果やハーブなどの植物を用いて、食事や菓子へと仕立てている。
戸塚佳奈 個展 「 vague 」
会期|11.4 sat - 11 sat ( 6 mon , 7 tue 休)
時間|11:00 - 18:00
北海道の冬の日のきりりとした冷たさと真っ白な雪
小樽の港に連なる古い倉庫群の朽ちて錆びた壁
戸塚さんのうつわには、制作地であり生まれ故郷でもある
小樽の古い街並みやそこで見られる景色が映し出されています。
北海道の澄んだ空気の中にひろがる白い吐息に霞むような
朧げでノスタルジックな戸塚さんのモノトーンの世界を
どうぞお愉しみください。
戸塚佳奈 tozuka kana
2005年 沖縄で工房勤務
2007年 現在地(小樽市)に築窯、 陶芸を独学する
2010年 作家活動を開始