企画展 「 祝福のとき 」
小林裕之・希
清水美佐
八代淳子
会期|2025.12.6 sat - 13 sat ( 8 mon & 9 tue 休 )
時間|12:00 - 17:00
街の気配が忙しなくなる年の暮れ。 家の中では、どこか気持ちがゆるやかにほどけ、一年を締めくくるあたたかさが流れています。
お茶やお酒、新しい年を迎える食卓など—— 自分自身や大切な人とともに、一年を労い、讃える「祝福のとき」を。
冬の澄んだ光の中で、あたたかな灯りのもとで。
深く静かな漆の艶、潤むガラス、そしてぬくもりを抱く布。
三つの異なる素材の作品たちが、静かでやさしい時間をもたらすことでしょう。どうぞ足をお運びください。
[ PROFILE ]
小林裕之・希 (ガラス)
1999年 東京ガラス工芸研究所卒業
2001年 京都伏見に工房を設立。
個々の活動において、数々のガラス展やクラフト展にて入選を重ね、
2017年より夫婦でひとつのデザインを制作するスタイルをとるようになる。
以降個展、グループ展等に出品。
清水美佐 (布)
大学時に織りと染色等を学んだのち袋物の個人受注制作等を開始。
2012年より主に中国茶・台湾茶の茶席に寄り添う布の茶道具を制作。
八代淳子(漆芸)
1993 東京芸術大学美術学部工芸科卒業
1995 東京芸術大学大学院漆芸専攻修了
現在、長野県軽井沢にて制作活動。 木地から漆の仕事まで一貫して手掛けている。
戸塚佳奈 個展 ” 雪の国より “
会期|2025.11.14 fri - 22 sat ( 17 mon & 18 tue 休 )
時間|12:00 - 17:00
作家在廊|15日 , 16日
*14日(金)&15日(土)は、夕顔 藤間夕香さんによる会「雪国想景」にご参加のお客様のみのご来店となります。作品のご購入も可能です。
北海道・小樽に生まれ、現在もこの地を制作の拠点として作陶されている戸塚佳奈さん。 戸塚さんの器には、雪国にしんしんと降り積もる雪の景色や、朽ちて錆びた倉庫群が連なる港町・小樽のノスタルジックな風景など、そこに広がる情景が静かに映し出されています。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。」 その冒頭から始まる川端康成の小説『雪国』では、雪国の風景が叙情的で美しい文章によって繊細に描かれています。
今展では、川端康成が表現した雪国の美しい情景を、戸塚さんの器にのせる菓子に重ね、 その余韻を味わっていただきたいと考え、夕顔 藤間夕香さんによる茶席をご用意いたしました。
戸塚さんの器に映る雪国の風景を、心静かに感じていただけましたら幸いです。
[ PROFILE ]
戸塚佳奈 (とづか かな)
北海道・小樽に生まれる
2005年 沖縄で工房勤務
2007年 現在地(小樽市)に築窯 陶芸を独学する
2010年 作家活動を開始