Oubai 展
会期|2024年5月18日(土)- 25日(土) 20 月 & 21 火 休
時間|12:00 - 17:00
漆工芸の伝統的な加飾技法の蒔絵。その煌びやかな金の装飾は、昔の日本建築の薄暗い陰影の中でぼんやりと浮かび上がる様子が実に美しかったと言われています。漆のしっとりとした艶肌に、行燈のゆらめく光を映し出す様子も、日本ならではの静かで繊細な美を感じられる情趣ある姿だったことでしょう。
蒔絵の美しさに魅了されてから、蒔絵を中心に古い漆器や陶磁器などを独自の視点で買い付けられているOubaiさん。現代のライフスタイルの中でそれらを取り入れていく提案には、センスの良さが光ります。
2回目となるOubai展。今年は初夏。藤蒔絵のお椀が似合う季節となりました。こちらの椀は、塗りも厚く、蓋裏の螺鈿や切金がとても美しい一品です。
本展に向けて、蒔絵を始めとした漆塗の椀、皿、盆、菓子器や陶磁器など、Oubaiさんに選りすぐりの品々をご用意いただきました。充実した品揃えで皆様をお迎えいたします。ぜひ足をお運びください。
Oubai 工藤さゆり
京都府生まれ。古家具店勤務後、2016年より大江戸骨董市にて移動販売を開始。主に骨董市や蚤の市、時々ギャラリー等にて江戸、明治、大正、昭和期の漆器・陶磁器を紹介している。
Oubai/黄梅(おうばい) 別名、迎春花。器を迎える時の喜びが巡り続きますようにと花より名をいただいたのが由来。