瀬川辰馬 鈴木絵里加 - 観測と庭 -
会期|9.2 sat - 9 sat (会期中 4 mon , 5 tue 休)
時間|11:00 - 18:00
□ご予約不要です
東京都内で制作活動をされている瀬川辰馬さんと鈴木絵里加さんの二人展を開催いたします。
多治見市陶磁器意匠研究所同期のおふたり。
研修生時代に互いの作品発表の場とした「観測と庭」と題した二人展を2013年に多治見市で開催してから今年で丸10年。
10年後展という意味合いを込め、当時の二人展タイトル「観測と庭」をそのまま拝借し、引き継がせていただきました。
器というものを通じて表現を楽しんでいるおふたりの作品は、燻んだ鈍い色と光、独特のテクスチャーにそれぞれ特徴があり、
器というひとつの道具として、そして存在している物そのものとして静かに対峙することのできる対象のように感じます。
今展では、おふたりが現在取り組まれている作品をご覧いただける展示会となり、
瀬川さんは、金属類の釉薬の研究の中で定着した硫化銀彩と、白い器が長い年月をかけて燻されたような炭化白釉を中心に、
鈴木さんは、曇りの日に似合うというコンセプトの元誕生したグレイッシュな釉薬を基本に、直近取り組まれている絵付けの技法を使った表現の器なども披露いただきます。
晩夏も過ぎ、秋の気配が感じられる季節となりました。
ぜひおふたりの作品をご覧に足をお運びください。
瀬川辰馬 segawa tatsuma
1988 神奈川県生まれ
2011 慶応義塾大学環境情報学部卒業
2014 多治見市陶磁器意匠研究所 修了
2014 東京千住にアトリエを構える
鈴木絵里加 suzuki erica
1985 千葉県生まれ
2008 日本大学芸術学部 デザイン学科建築デザインコース卒業
2014 多治見市陶磁器意匠研究所 修了
2014 東京世田谷にアトリエを構え「SŌK」の屋号で活動
小林裕之・希 × 清水美佐 × 初田徹 「 清風茶時 」
会期|7.22 sat - 29 sat (会期中 24 mon , 25 tue 休)
時間|11:00 - 18:00
□ご予約不要です
夏の盛りを迎える大暑の頃。
お茶周りの道具を作られる御三方の異素材三人展を開催致します。
笹の葉がさらさらとそよぎ、清々しい風を起こすように。
ガラス、布、竹を取り合わせた景色には、涼やかな風が運ばれてくるようです。
喉を潤すだけでなく、心をも満たすお茶の時間。
涼やかな風が抜けるようなお茶の時間は、私たちにも清らかな気持ちや豊かな交流をもたらしてくれることでしょう。
小林ご夫妻の潤みのあるガラス
清水美佐さんの優しさのある布
初田徹さんの潔い竹
御三方のそれぞれの作品、そして、三つの異素材から生まれる景色を、どうぞお愉しみ下さい。
小林裕之・希 Kobayashi Hiroshi・Nozomi
1999年 東京ガラス工芸研究所卒業。
2001年 京都伏見に吹きガラスをメインとした工房を設立。
個々の活動において、数々のガラス展やクラフト展にて入選を重ね、
2017年より二人でひとつのデザインを制作するスタイルをとるようになる。
以降個展、グループ展等に出品。
清水 美佐 Shimizu Misa
大学時に織りと染色等を学んだのち、袋物の個人受注制作等を開始。
2012年に台湾茶道の師の茶と出逢い師事。
以後主に中国茶・台湾茶の茶席に寄り添う布茶道具を探求。
現在の制作活動に至る。
初田 徹 Hatsuta Toru
2002年 大学在学中より竹工芸の道へ。
2010年 第50回東日本伝統工芸展入選。翌年も入選。
2017年ビクトリア国立美術館に作品収蔵。
以降、国内外で展示開催。
大森健司 個展
会期|6.17 sat - 24 sat (会期中 19 mon , 20 tue 休)
時間|11:00 - 18:00
端正な造形に柔和な雰囲気を纏う
独特な魅力を持つ大森さんの作品。
空間の中に溶け込むような優しい境界。
さらさらとした心地良い土の質感を感じる肌。
大森さんの作品を置くと、周囲は優しい余韻に包まれ、
静かで穏やかな空気が流れるように思います。
造形的な大きなオブジェの制作も手がけられている大森さん。
本展では、大森さんの世界観をより一層皆様に堪能していただきたく
うつわ類はもちろん、造形をよりお愉しみいただける花器などの作品を
豊富にお披露目させていただきます。
当店で初の個展となります。
どうぞこの機会にご覧いただけましたら幸いです。
大森健司 Omori Kenji
1982年 埼玉県生まれ
2005年 東京造形大学環境デザイン専攻卒業
2007年 多治見市陶磁器意匠研究所修了
同年 岐阜県多治見市にて制作開始
2021年 岡山市へ制作拠点を移す
川口武亮 個展
会期|5.27 sat - 6.3 sat (会期中 29 mon , 30 tue 休)
時間|11:00 - 17:00
*初日27日 川口さん在廊予定
有田の土と、樫や藁、林檎などの天然木の灰から作られた釉薬を使い
薪を用いた灯油窯などによって焼成された川口さんの作品は
土と炎の自然現象から生じる景色が映っています。
自然のもの同士の反応により焼き付けられるその偶発的な景色は、
日々の生活の中で季節の移ろいを感じた時に私たちの心が動くように、
見る人をハッとさせ、心に留まるものとなるでしょう。
現代的な空間の中で見る川口さんの器に
気持ちが解れるような心地よさを感じるのは
私たちが自ずと自然への憧れや安心感を抱いているからでしょうか。
のせる料理も大らかに受け止めてくれる懐の深い器です。
当店で初の個展となります。
どうぞ足をお運びください。
川口武亮 Kawaguchi Yakeryo
1974年 佐賀県有田生まれ
2000年 有田窯業大学校ロクロ科絵付科卒業
2001年 番浦史郎氏に師事
2002年 花岡隆氏に師事
2005年 有田にて独立
竹俣勇壱 個展 「 noble 」
会期|2023.4.22 sat - 29 sat (会期中 24 mon , 25 tue 休)
時間|11:00 - 17:00
*初日22日 竹俣さん在廊予定
*ご予約不要(混雑した場合には、ご協力をお願いさせていただくこともございます)
彫金師としてジュエリーの制作に携わるところから金工の世界に入られた竹俣さん。
金沢のアトリエ兼ショップには、繊細で精巧なジュエリーが並び、
現在もカトラリーなどの生活道具の制作と共に、オーダーメイドジュエリーなどの装身具の制作も手掛けられています。
本展では、竹俣さんの制作活動の起点となったアクセサリーに焦点を当て、
リングやバングルなどの日常に寄り添う定番のアクセサリーを皆様にご覧いただきたく開催に向けました。
シンプルだからこそ際立つ、確かな手仕事によるデザインと作りの美しさ。
気高く優雅な風格のアクセサリーは、歳を重ねる程、肌に馴染み愛着の湧くものとなるでしょう。
リングについては、素材や石を好みの組み合わせでオーダーいただける受注会として開催いたします。
ぜひ足をお運びいただきお楽しみください。
*展示会では、アクセサリーの他、カトラリーなどの生活道具類も幅広くご覧いただけます。
竹俣 勇壱 Takemata Yuichi
1975年 石川県金沢市生まれ
1995年 彫金を学び始める
1997年 ジュエリー工房でオリジナルアクセサリーの企画制作販売に従事
2007年 ジュエリーに加え、生活道具の制作を始める
2011年 金沢東山に「sayuu」オープン
現在金沢にて制作、各地で展示会を開催